戸塚刺繍(戸塚刺しゅう)を習っている方の中には、
「戸塚刺繍には資格がある?」
「師範になるにはどうすればいい?」
「通信でも資格を取得できる?」
「資格取得にはいくらかかる?」
と気になっている方もいるでしょう。
戸塚刺しゅうには、一般社団法人 戸塚刺しゅう協会による資格・認定制度があります。
初級・中級・上級と段階的に資格を取得し、上級取得後は師範会員へ入会して指導活動を目指すことができます。
この記事では、戸塚刺しゅうの資格制度や取得方法、通信クラス、費用について解説します。
戸塚刺繍とは?
戸塚刺しゅうは、西洋刺繍を基礎として発展してきた刺繍です。
さまざまなステッチを組み合わせ、糸の色や刺し方などを工夫しながら作品を仕上げていきます。
趣味として作品制作を楽しむだけでなく、戸塚刺しゅう協会の資格制度を利用して段階的に技術を学ぶこともできます。
戸塚刺しゅうを基礎から本格的に学び、将来的に指導することまで考えている方は、資格制度の仕組みを確認しておきましょう。
戸塚刺繍の資格は初級・中級・上級と進む
戸塚刺しゅう協会の資格は、基本的に段階を踏んで取得していきます。
初級
↓
中級
↓
上級
↓
師範会員
という流れです。
初級・中級・上級では、それぞれ課題作品を制作し、審査・認定を受けます。
いきなり師範資格を取得するのではなく、課題作品を制作しながら段階的にステップアップしていく制度です。
戸塚刺繍の初級資格
戸塚刺しゅう資格の最初のステップとなるのが初級です。
初級資格では、規定された課題作品を制作し、審査を受けて認定を目指します。
現在の審査認定料は10,000円です。
資格取得を目指すための「初級・中級チャレンジクラス」も用意されています。
刺繍を始めたばかりの方は、まず初級の課題を通して基本的なステッチを身につけていきましょう。
戸塚刺繍の中級資格
初級を取得したあとは、中級資格へステップアップできます。
中級でも課題作品を制作し、審査・認定を受けます。
現在の審査認定料は20,000円です。
初級で身につけた技術を土台にしながら、さらにステップアップしていく段階になります。
中級資格を目指す場合は、先に初級資格を取得する必要があります。
戸塚刺繍の上級資格
中級を取得したあとは上級資格を目指します。
上級でも規定の課題作品を制作し、審査・認定を受ける仕組みです。
現在の審査認定料は30,000円です。
上級は戸塚刺しゅうの資格制度の中でも重要な段階です。
その理由は、上級資格取得後に師範会員への道が開かれるためです。
将来、戸塚刺しゅうを指導したい方にとって、上級資格取得が一つの大きなステップになります。
戸塚刺繍の師範になるには?
上級資格を取得したあと、師範会員へ入会すると師範無級となり、戸塚刺しゅうの師範として指導活動を行える制度になっています。
師範にはさらに、
師範無級
↓
師範3級
↓
師範2級
↓
師範1級
↓
師範総代
という段階があります。
つまり、上級を取得しただけで資格制度が終了するわけではありません。
戸塚刺しゅうを本格的に指導していきたい場合は、上級取得後の師範会員制度まで確認しておきましょう。
戸塚刺しゅうに限らず、刺繍を人に教える仕事について知りたい方は、刺繍講師になる方法や資格の必要性もあわせて確認してみてください。
戸塚刺繍の師範になるための費用
上級取得後に師範会員へ入会する場合、現在は、
師範会員入会金:30,000円
師範会員年会費:32,000円
となっています。
また、師範会員を対象とした講習会などもあります。
戸塚刺しゅうで師範を目指す場合は、初級・中級・上級の資格取得費用だけでなく、師範会員になったあとの費用も確認しましょう。
戸塚刺繍資格は通信でも取得を目指せる
「近くに教室がない」
「仕事があるので決まった時間に通えない」
という方に注目したいのが、資格取得の通信クラスです。
現在、戸塚刺しゅうでは、
・初級
・中級
・上級
について、通信教育で資格取得を目指せるクラスがあります。
資格合格ガイドブックのカリキュラムに沿って、自分のペースで課題作品を制作します。
戸塚刺しゅうは教室へ通う方法だけでなく、通信で初級から上級まで資格取得を目指すこともできます。
戸塚刺繍の通信クラスはどうやって学ぶ?
通信クラスでは、課題作品を制作しながら郵送でチェックを受けられます。
現在は、
初級・中級:作品提出までに2回チェック
上級:作品提出までに3回チェック
の機会が設定されています。
分からない部分について問い合わせできるサポートも用意されています。
完全に一人で課題を制作して審査へ出すのではなく、途中で作品をチェックしてもらいながら進められるのが通信クラスの特徴です。
戸塚刺繍の通信クラスの受講料
現在の通信クラスの受講料は、
初級:8,080円(税込)
中級:8,080円(税込)
上級:12,120円(税込)
です。
初級・中級は2回、上級は3回の往復郵送代が受講料に含まれています。
ただし、これだけですべての費用が完結するわけではありません。
別途、
・資格合格ガイドブック
・刺繍布
・刺繍糸
・必要な材料
・審査認定料
・会員関連費用
などが必要になる場合があります。
通信クラスを検討するときは、「受講料=資格取得までの総額」ではない点に注意しましょう。
戸塚刺しゅう以外の通信講座とも比較したい方は、一般的な刺繍資格を自宅で学ぶ場合の費用や取得方法も確認してみてください。
▶ 刺繍資格を通信で取るには?自宅で学べる通信講座・費用を比較
戸塚刺繍の資格合格ガイドブックはいくら?
通信クラスでは、各資格の「資格合格ガイドブック」を使用します。
現在の価格は、
初級:1,320円(税込)
中級:1,320円(税込)
上級:1,320円(税込)
です。
そのほか、資格ごとに指定された教材や材料が必要になります。
使用する布やキットによって価格が異なるため、申し込み時に最新の教材費を確認しましょう。
戸塚刺繍の初級・中級チャレンジクラスとは?
通信ではなく、講師から直接学びながら資格取得を目指したい方には「初級・中級チャレンジクラス」という選択肢もあります。
現在案内されているクラスは全10回で、受講料は33,000円(税込)です。
資格合格ガイドブックや規定刺しゅう布などは別途必要になります。
通学と通信では学び方や必要な費用が異なるため、自分が続けやすい方法を選びましょう。
通信ではなく教室へ通って刺繍を学びたい方は、戸塚刺しゅう以外の通学型資格講座も比較してみましょう。ヴォーグ学園の刺しゅう資格講座については次の記事で解説しています。
▶ ヴォーグ学園で刺繍資格は取れる?講座・取得方法・費用を解説
戸塚刺繍資格にかかる費用を確認
資格取得では複数の費用が発生するため、分けて考えると分かりやすくなります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 初級審査認定料 | 10,000円 |
| 中級審査認定料 | 20,000円 |
| 上級審査認定料 | 30,000円 |
| 通信クラス 初級 | 8,080円(税込) |
| 通信クラス 中級 | 8,080円(税込) |
| 通信クラス 上級 | 12,120円(税込) |
| 資格合格ガイドブック | 各1,320円(税込) |
| 師範会員入会金 | 30,000円 |
| 師範会員年会費 | 32,000円 |
さらに教材や材料などが必要になる場合があります。
初級から師範まで目指す場合は、審査認定料だけでなく、受講料・教材費・会費などを含めて考えましょう。
※料金や制度は変更される可能性があるため、申し込み時に最新情報を確認してください。
戸塚刺繍資格は初心者でも目指せる?
資格取得のスタートとなる初級が用意されているため、基礎から段階的に学んでいくことができます。
資格取得を急ぐより、
初級で基礎を学ぶ
↓
中級へ進む
↓
上級を取得する
↓
必要に応じて師範を目指す
という流れで技術を積み重ねていくことが大切です。
特に将来教えることを考えている場合は、資格取得だけでなく、作品制作の経験も積んでいきましょう。
戸塚刺繍と一般的な刺繍資格は何が違う?
戸塚刺しゅうの資格は、戸塚刺しゅうの技術を段階的に学び、課題作品の審査を受けながら上級・師範へ進んでいく制度です。
一方、刺繍について幅広い知識を学べる民間資格として、
・刺繍アドバイザー
・刺繍デザイナー
などもあります。
そのため、
戸塚刺しゅうを専門的に学びたい
→ 戸塚刺しゅうの資格制度
複数の刺繍について幅広く学びたい
→ 刺繍アドバイザー・刺繍デザイナーなど
という考え方ができます。
どちらが優れているというものではなく、自分が学びたい刺繍の種類から資格を選びましょう。
戸塚刺しゅうのような特定の刺繍に限定せず、幅広い刺繍について学べる資格を探している方は、代表的な刺繍資格の違いも比較してみてください。
▶ 刺繍資格おすすめ2選|初心者・講師向け資格を目的別に比較
戸塚刺繍以外の刺繍も幅広く学びたい場合
「戸塚刺しゅうだけに限定せず、さまざまな刺繍を学びたい」という方は、刺繍全般を対象とした資格講座も比較してみましょう。
SARAスクールと諒設計アーキテクトラーニングには、刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーの2資格に対応した通信講座があります。
▼▼ さまざまな刺繍を通信講座で学びたい方はこちら ▼▼
戸塚刺繍資格に関するよくある質問
戸塚刺繍には資格がありますか?
あります。
初級・中級・上級と段階的に資格を取得し、上級取得後は師範会員へ進む制度があります。
戸塚刺繍の資格は通信で取得できる?
初級・中級・上級について、通信クラスで資格取得を目指せます。
作品を郵送してチェックを受けながら学習を進める方式です。
戸塚刺繍の師範になるには?
上級資格取得後、師範会員へ入会すると師範無級となり、指導活動を行える制度になっています。
その後、師範3級・2級・1級・師範総代と段階があります。
戸塚刺繍の資格取得にはいくらかかる?
審査認定料は初級10,000円、中級20,000円、上級30,000円です。
このほか受講料、教材・材料費、会費などが必要になる場合があります。
まとめ|戸塚刺繍資格は初級から師範まで段階的に学べる
戸塚刺しゅうには、
初級
↓
中級
↓
上級
↓
師範
と段階的にステップアップできる資格・認定制度があります。
さらに初級・中級・上級は通信クラスでも資格取得を目指せるため、教室へ定期的に通うのが難しい方にも選択肢があります。
戸塚刺しゅうを専門的に学び、将来的に指導まで目指したい方は、初級から段階的に資格取得を進める方法を検討しましょう。
一方、戸塚刺しゅうに限定せず複数の刺繍技法について幅広く学びたい場合は、一般的な刺繍資格の通信講座と比較してから選ぶのがおすすめです。
戸塚刺しゅう以外も含めて、刺繍資格の種類・取得方法・費用・講師や仕事への活かし方までまとめて確認したい方は、刺繍資格全体を解説した記事もあわせて読んでみてください。

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