刺繍が好きで作品を作っていると、
「刺繍作家になるには資格が必要?」
「資格がなくても刺繍作品を販売できる?」
「刺繍を仕事にするなら資格を取ったほうがいい?」
と気になる方もいるでしょう。
刺繍作家として活動する方法には、作品販売、オーダー制作、ワークショップ、刺繍教室などがあります。
刺繍作品を制作・販売するために、特定の民間刺繍資格を必ず取得しなければならないわけではありません。
一方、刺繍について基礎から学び、制作に必要な知識を身につける方法の一つとして資格取得があります。
この記事では、刺繍作家と資格の関係や、作品販売・仕事への活かし方について解説します。
刺繍作家になるには資格が必要?
刺繍作家としてハンドメイド作品を制作・販売すること自体に、特定の民間刺繍資格が一律に必要というわけではありません。
そのため、資格を持っていなくても刺繍作家として活動を始めることはできます。
刺繍作家として活動するなら、資格の有無だけでなく、
・刺繍の技術
・作品のデザイン
・仕上がりの品質
・オリジナリティ
・作品写真
・価格設定
・販売方法
なども重要です。
「資格を取得すれば刺繍作家になれる」というより、作品制作の知識や技術を身につける手段の一つとして資格を考えるとよいでしょう。
刺繍作家を目指しながら資格も取得したい方は、まず資格ごとの学習内容を比較して、自分の作品制作に活かせそうな資格を選びましょう。代表的な資格の違いは次の記事で比較しています。
▶ 刺繍資格おすすめ2選|初心者・講師向け資格を目的別に比較
刺繍作家が資格を取得するメリット
刺繍作家に資格が必須ではなくても、資格取得を目標に勉強することで得られるものがあります。
刺繍の知識を基礎から学べる
独学で刺繍を始めた場合、自分が好きな技法だけを中心に覚えていることがあります。
資格取得に向けて勉強すると、
・刺繍の種類
・刺繍道具
・糸や布
・刺し方
・図案
・構図や色
など、作品制作に関連する知識を整理しながら学べます。
刺繍作品の幅を広げたい方は、自分がまだ学んでいない知識や技法を知るきっかけとして資格学習を活用できます。
作家プロフィールに取得資格を記載できる
資格を取得すれば、作家プロフィールなどに取得資格を事実として記載できます。
ただし、資格を持っていることが作品の品質や販売実績を保証するわけではありません。
資格だけに頼らず、実際の作品写真や制作実績などと組み合わせて、自分がどのような刺繍作家なのかを伝えることが大切です。
刺繍講師など活動の幅を考えられる
作品販売だけでなく、将来的に刺繍を教えたい場合、資格取得を目標に刺繍について体系的に学ぶ方法があります。
作品制作と並行して、
・ワークショップ
・少人数レッスン
・自宅教室
・オンラインレッスン
などへ活動を広げることも考えられます。
刺繍作家が検討できる資格① 刺繍アドバイザー
刺繍作家が検討できる民間資格の一つが刺繍アドバイザーです。
刺繍アドバイザーでは、
・フランス刺繍
・ビーズ刺繍
・リボン刺繍
・クロスステッチ
・刺し子
・ミシン刺繍
など、さまざまな刺繍についての知識が対象となります。
刺繍道具や図案、刺し方などについても学習します。
特定の刺繍だけではなく、さまざまな刺繍について知識を広げたい方が検討できる資格です。
なかでもビーズを使った作品制作に興味がある方は、ビーズ刺繍に特化した資格・認定講座も比較してみましょう。一般的な刺繍資格との違いも次の記事で確認できます。
▶ ビーズ刺繍の資格はどれがいい?講座・通信・取得方法を解説
刺繍作家が検討できる資格② 刺繍デザイナー
もう一つが刺繍デザイナーです。
刺繍デザイナーでは、刺繍の種類や技法だけでなく、
・刺繍道具
・図案
・構図
・色
などについての知識も対象となっています。
刺繍作品を制作するときには、どのような色を組み合わせ、どのような図案にするのかといったデザイン面も重要です。
オリジナルの刺繍作品を作りたい方は、刺繍技法とあわせて図案や構図などについて学ぶことも意識しましょう。
作品制作にも関係する刺繍デザイナーについて詳しく知りたい方は、資格の内容だけでなく、試験・取得方法・通信講座まで確認してみてください。
▶ 刺繍デザイナー資格とは?取得方法・試験・通信講座・仕事への活かし方を解説
刺繍作家を目指しながら通信講座で資格を取得する方法
刺繍の経験が少ない場合、通信講座を利用して基礎から学ぶ方法があります。
SARAスクールと諒設計アーキテクトラーニングでは、刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーの2資格に対応した講座があります。
自宅で学習できるため、
・作品制作と並行して勉強したい
・近くに刺繍スクールがない
・仕事や家事と両立したい
・自分のペースで資格取得を目指したい
という方も検討できます。
刺繍作家を目指す場合は、「資格を取ること」だけではなく、学んだ内容を実際の作品制作に活かしていくことがポイントです。
自宅で学べる講座を選びたい方は、取得できる資格だけでなく、費用や資格取得までの流れも比較しておきましょう。通信講座については次の記事で詳しく解説しています。
▶ 刺繍資格を通信で取るには?自宅で学べる通信講座・費用を比較
▼▼ 刺繍作家を目指して基礎から学びたい方はこちら ▼▼
刺繍作家として作品を販売する方法
資格の有無とは別に、刺繍作家として活動するには実際に作品を販売する場所が必要です。
販売方法にはいくつかあります。
ハンドメイド販売サイトで刺繍作品を販売する
ハンドメイド作品を扱う販売サービスを利用する方法があります。
ショップを作成し、
・作品写真
・商品説明
・サイズ
・素材
・価格
・発送方法
などを設定して販売します。
初めて販売する場合は、いきなり多くの商品を作るのではなく、少数の作品から販売の流れを経験する方法もあります。
SNSから刺繍作品を知ってもらう
SNSに完成した作品や制作過程を投稿して、自分の刺繍作品を知ってもらう方法があります。
作品を投稿するときは、完成品だけでなく、
・制作途中
・使用した糸や布
・刺繍のアップ写真
・作品の使用例
などを掲載すると、作品の特徴を伝えやすくなります。
イベントやマルシェで販売する
ハンドメイドイベントやマルシェなどへ出店し、対面で作品を販売する方法もあります。
実際に購入者と話せるため、どの作品に興味を持ってもらえるのかを知る機会にもなります。
販売方法によって手数料や出店料、発送作業などが異なるため、自分が続けやすい方法を選びましょう。
刺繍作品を販売するときの注意点
刺繍作品を販売するなら、制作技術だけでなく販売に関するルールにも注意が必要です。
著作権や商用利用を確認する
本や市販の図案、キャラクターなどを参考にして制作した作品を販売するときは注意が必要です。
自分で購入した本や図案だからといって、その図案を使用した作品を自由に販売できるとは限りません。
他者が制作した図案を使用するときは、必ず著作権や利用条件、商用利用の可否を確認しましょう。
オリジナル作品を販売する場合は、自分で図案を考えて制作する方法があります。
材料費だけで販売価格を決めない
刺繍作品の価格を決めるときは、糸や布などの材料費だけではなく、
・制作時間
・梱包資材
・販売手数料
・送料
・出店費用
なども考える必要があります。
材料費だけを基準に価格を決めると、販売しても必要な経費や制作時間を回収できない可能性があります。
商品説明を分かりやすくする
オンラインで刺繍作品を販売する場合、購入者は実物を確認できません。
そのため、
・サイズ
・素材
・色
・取り扱い方法
・ハンドメイド品であること
などを分かりやすく記載しましょう。
刺繍作家として仕事にするまでの流れ
刺繍作家として活動したい場合、最初から大きな売上を目指す必要はありません。
まずは、
刺繍の基礎を学ぶ
↓
作品を制作する
↓
オリジナル作品を増やす
↓
作品写真を撮影する
↓
少数から販売してみる
↓
購入者の反応を確認する
↓
作品や販売方法を改善する
という流れで経験を積む方法があります。
資格取得と作品販売は別のものなので、資格の勉強と並行して実際に作品を作り続けることが重要です。
刺繍作家は資格を取れば稼げる?
資格を取得したからといって、刺繍作品が必ず売れたり、一定の収入を得られたりするわけではありません。
刺繍作家として収入につなげるには、
・購入したいと思ってもらえる作品を作る
・作品を知ってもらう
・適切な価格を設定する
・販売を継続する
・作品や販売方法を改善する
といった活動も必要です。
資格は刺繍を学ぶ一つの手段ですが、販売では作品そのものや価格、写真、説明、発信なども重要になります。
刺繍作家の収入源は作品販売だけではない
刺繍を仕事につなげる方法は、完成作品の販売だけではありません。
経験を積んだあとには、
・オーダー作品の制作
・刺繍教室
・ワークショップ
・オンラインレッスン
・オリジナル図案の制作
など、活動方法を広げることも考えられます。
作品制作が得意なのか、人に教えることが好きなのかによって、自分に合う活動方法は異なります。
「刺繍作家=作品販売だけ」と考えず、自分の得意なことを活かせる活動方法を探してみましょう。
作品販売だけでなく、将来は刺繍教室やワークショップにも活動を広げたい方は、刺繍講師になる方法や資格の必要性についても確認してみてください。
刺繍作家・資格に関するよくある質問
刺繍作品を販売するのに資格は必要?
刺繍作品の販売に、特定の民間刺繍資格が一律に必須というわけではありません。
ただし、使用する図案や素材などによっては利用条件を確認する必要があります。
刺繍初心者でも作家になれる?
「刺繍作家」と名乗るための統一された民間資格があるわけではありません。
初心者の場合は、まず基礎を学び、作品制作を重ねて技術を身につけていきましょう。
刺繍作家に役立つ資格は?
刺繍に関する知識を学べる民間資格として、刺繍アドバイザーや刺繍デザイナーがあります。
資格を選ぶときは、自分が学びたい内容や将来の活動方法に合っているか確認しましょう。
刺繍資格は通信でも取得を目指せる?
刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーに対応した通信講座があります。
自宅で基礎から学習したい場合は、通信講座を利用する方法があります。
まとめ|刺繍作家は資格と作品制作を分けて考えよう
刺繍作家として作品を制作・販売するために、特定の民間刺繍資格が必須というわけではありません。
一方、刺繍について体系的に学びたい場合は、資格取得を目標に勉強する方法があります。
刺繍作家を目指すなら、
・刺繍の知識と技術を身につける
・作品を作り続ける
・オリジナル作品を増やす
・販売方法を学ぶ
・作品を発信する
ということも意識しましょう。
資格取得をゴールにするのではなく、学んだ知識を作品制作や販売、将来の講師活動などへどう活かすかを考えることが大切です。
刺繍作家向けだけでなく、資格の種類・取り方・費用・講師などへの活かし方までまとめて知りたい方は、刺繍資格全体を解説した記事もあわせて確認してみてください。
▶ 刺繍資格とは?おすすめ資格・種類・取り方・費用・仕事まで解説
刺繍の基礎から学びながら資格取得も目指したい方は、通信講座の内容を確認してみましょう。
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