刺繍に国家資格・公的資格はある?民間資格との違いを解説

刺繍について本格的に学ぼうとすると、

「刺繍に国家資格はある?」
「公的資格と民間資格は何が違う?」
「刺繍講師になるなら国家資格が必要?」

と気になる方もいるでしょう。

刺繍にはさまざまな資格や認定制度がありますが、それぞれ位置づけが異なります。

刺繍資格を探すときは、「資格」という言葉だけで判断せず、誰が認定している資格なのかを確認することが重要です。

この記事では、刺繍の国家資格・公的資格・民間資格の違いや、刺繍を学びたい方が検討できる資格について解説します。

刺繍に国家資格はある?

一般的なハンドメイドの刺繍について、資格を取得しなければ作品制作や講師活動ができないという国家資格制度はありません。

そのため、

「刺繍作品を販売したい」
「刺繍教室を開きたい」
「刺繍作家として活動したい」

という場合に、特定の刺繍国家資格を取得することが一律に求められているわけではありません。

刺繍を仕事にするために、必ず国家資格を取得しなければならないわけではありません。

一方で、刺繍の知識や技術を学び、一定の知識を身につけていることを認定する民間資格などがあります。

国家資格とは?

国家資格とは、国の法律などに基づいて設けられている資格です。

資格によっては、特定の仕事を行うために取得が必要なものもあります。

ただし、「資格」という名称が付いているものが、すべて国家資格というわけではありません。

資格を比較するときは、名称だけではなく、制度を設けている機関や認定団体まで確認しましょう。

公的資格と民間資格の違いは?

資格について調べていると、「国家資格」「公的資格」「民間資格」という言葉を見かけることがあります。

それぞれは同じものではありません。

国家資格

国の法律などに基づいて設けられている資格です。

資格によって、業務上の位置づけや取得条件などが異なります。

公的資格

一般に、国や自治体、公益性のある団体などと関わりのある検定・認定制度を指して「公的資格」と表現する場合があります。

ただし、「公的資格」という言葉は国家資格のように一律の法的分類として使われているとは限りません。

そのため、資格を選ぶ際は「公的資格と書かれているから安心」と判断するのではなく、実施団体や認定制度の内容を個別に確認することが大切です。

民間資格

企業や民間団体、協会などが独自の基準で認定している資格です。

刺繍についても、民間団体が認定している資格があります。

民間資格は国家資格とは位置づけが異なるため、「国家資格と同じ効力がある」と考えないようにしましょう。

刺繍の民間資格にはどんなものがある?

刺繍について学べる民間資格として、たとえば、

・刺繍アドバイザー
・刺繍デザイナー

があります。

どちらも刺繍についての知識を認定する資格ですが、認定団体が異なります。

刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーのどちらを選ぶか迷っている方は、学べる内容や目的の違いを比較してから検討してみてください。

▶ 刺繍資格おすすめ2選|初心者・講師向け資格を目的別に比較

刺繍アドバイザーは国家資格?

刺繍アドバイザーは、国家資格ではありません。

日本生活環境支援協会が認定している資格です。

資格では、

・フランス刺繍
・ビーズ刺繍
・リボン刺繍
・コード刺繍
・ハーダンガー刺繍
・ミシン刺繍
・ニードルポイント
・クロスステッチ
・刺し子

など、さまざまな刺繍についての知識が対象となっています。

また、図案や刺し方、作品制作についての知識も問われます。

刺繍アドバイザーは国家資格ではなく、刺繍についての知識を認定する民間資格として理解しておきましょう。

刺繍デザイナーは国家資格?

刺繍デザイナーも国家資格ではありません。

日本インストラクター技術協会が認定している資格です。

刺繍デザイナーでは、

・刺繍の種類
・刺し方
・針や糸
・布や道具
・図案
・構図
・色

などについての知識が対象となっています。

刺繍の技法だけでなく、図案や構図、色などについても学びたい方が検討できる民間資格です。

刺繍デザイナーについてさらに詳しく知りたい方は、資格の位置づけだけでなく、試験内容・受験料・取得方法・通信講座まで確認してみてください。

▶ 刺繍デザイナー資格とは?取得方法・試験・通信講座・仕事への活かし方を解説

民間の刺繍資格を取得する意味はある?

「国家資格ではないなら取る意味がないのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、資格の価値は国家資格かどうかだけで決まるものではありません。

大切なのは、何のために資格を取得するのかです。

刺繍について体系的に学ぶ

独学では、自分が好きな刺繍や技法に学習内容が偏ることがあります。

資格取得を目標にすることで、刺繍の種類や道具、図案などについて学ぶきっかけになります。

自分の知識を確認する

すでに刺繍を趣味として続けている方なら、資格試験を目標にして知識を整理する方法もあります。

講師活動などへ活かす

刺繍の民間資格を取得したあと、学んだ知識を作品制作や講師活動などへ活かす方法があります。

ただし、資格取得だけで仕事や収入が保証されるわけではありません。

民間資格は「持っていれば必ず仕事ができる資格」ではなく、刺繍について学んだ知識を今後の活動へ活かすための一つの方法として考えましょう。

刺繍講師になるなら国家資格は必要?

刺繍教室やワークショップなどで一般的な刺繍を教えるために、特定の刺繍国家資格が一律に必要というわけではありません。

ただし、人に教えるなら、

・刺繍の知識
・制作技術
・作品制作の経験
・初心者へ説明する力

などが必要です。

資格取得を目標に学習することで、自分の刺繍知識を整理する方法もあります。

刺繍講師を目指すなら、資格の名称だけでなく、実際の制作技術や指導経験も積んでいきましょう。

実際に刺繍の先生になるまでの流れや、講師活動に資格がどのように関係するのか知りたい方は、次の記事も確認してみてください。

▶ 刺繍講師に資格は必要?先生になる方法・講師資格を解説

刺繍作家になるなら国家資格は必要?

刺繍作家として一般的なハンドメイド作品を制作・販売する場合も、特定の刺繍国家資格が一律に必要というわけではありません。

作品販売では資格以外にも、

・作品の完成度
・オリジナル性
・価格設定
・作品写真
・商品説明
・販売方法

などが重要です。

また、他者が制作した図案やキャラクターなどを使用する場合は、著作権や商用利用条件にも注意しましょう。

「資格を取得したから販売できる」というものではなく、資格と作品販売は分けて考える必要があります。

刺繍作品を販売したい方は、資格の必要性だけでなく、販売方法や作品を仕事につなげる考え方も確認しておきましょう。刺繍作家と資格の関係は次の記事で詳しく解説しています。

▶ 刺繍作家に資格は必要?販売・仕事に役立つ資格を解説

民間の刺繍資格は通信講座でも取得を目指せる

刺繍について基礎から学びたい場合は、通信講座を利用する方法があります。

SARAスクールと諒設計アーキテクトラーニングでは、刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーの2資格に対応した講座があります。

自宅で学習できるため、

・刺繍初心者
・通学する時間がない
・基礎から順番に学びたい
・資格取得を目標に勉強したい

という方も検討できます。

国家資格かどうかだけで資格を選ぶのではなく、自分が身につけたい知識や資格取得後の目的に合っているかを確認しましょう。

民間の刺繍資格を自宅で学びたい方は、通信講座の費用・教材・資格取得までの流れを比較してから選ぶと判断しやすくなります。

▶ 刺繍資格を通信で取るには?自宅で学べる通信講座・費用を比較

▼▼ 刺繍の民間資格を基礎から学びたい方はこちら ▼▼

国家資格と民間資格はどちらを選べばいい?

刺繍については、「国家資格と民間資格のどちらを取るか」というより、自分が何を学びたいのかを基準に資格や認定制度を選ぶことが重要です。

たとえば、

趣味の刺繍をもっと学びたい
→ 基礎やさまざまな技法を学べる資格・講座を確認する

刺繍作品を作りたい
→ 実技や作品制作について学べる内容を確認する

刺繍講師を目指したい
→ 幅広い知識に加えて、人へ教えるための経験も積む

刺繍作家として活動したい
→ 資格だけでなく、作品制作や販売についても学ぶ

というように目的から考えましょう。

「国家資格だから良い」「民間資格だから意味がない」と単純に判断せず、資格の内容と自分の目的を確認することが大切です。

刺繍資格を選ぶときに確認したいポイント

刺繍資格や講座を選ぶときは、次の項目を確認しましょう。

・資格の正式名称
・認定団体
・国家資格か民間資格か
・学習内容
・取得方法
・受験資格
・試験方法
・資格取得までの費用
・通信か通学か
・資格取得後にどう活かせるか

特に、「○○資格」という名前だけを見て判断するのは避けましょう。

資格名称・認定団体・学習内容・取得方法まで確認してから、自分に必要な資格か判断しましょう。

刺繍の国家資格・公的資格に関するよくある質問

刺繍に国家資格はありますか?

一般的なハンドメイドの刺繍について、作品制作や講師活動のために取得が義務付けられた国家資格はありません。

刺繍に関する民間資格や各団体の認定制度などがあります。

刺繍アドバイザーは国家資格ですか?

国家資格ではありません。

日本生活環境支援協会が認定する民間資格です。

刺繍デザイナーは国家資格ですか?

国家資格ではありません。

日本インストラクター技術協会が認定する民間資格です。

民間の刺繍資格でも仕事に使えますか?

取得した資格をプロフィールなどに記載したり、学んだ知識を作品制作や講師活動に活かしたりする方法があります。

ただし、資格を取得しただけで仕事や収入が保証されるわけではありません。

刺繍資格は通信で取得できますか?

資格に対応した通信講座があります。

刺繍アドバイザーと刺繍デザイナーは、通信講座を利用して自宅で学びながら資格取得を目指す方法があります。

まとめ|刺繍資格は国家資格かどうかだけで選ばない

一般的な刺繍について、作品制作や講師活動をするために取得が義務付けられた国家資格はありません。

一方で、刺繍について学べる民間資格や各団体の認定制度があります。

資格を選ぶときは、

・誰が認定しているのか
・何を学べるのか
・どうやって取得するのか
・費用はいくらか
・取得後に何をしたいのか

を確認しましょう。

大切なのは「国家資格か民間資格か」という名称だけではなく、自分が学びたい内容と資格取得の目的に合っているかを確認することです。

民間の刺繍資格を自宅で学びたい方は、通信講座の費用・教材・資格取得までの流れを比較してから選ぶと判断しやすくなります。

▶ 刺繍資格を通信で取るには?自宅で学べる通信講座・費用を比較

刺繍を基礎から学びながら民間資格の取得を目指したい場合は、対応する通信講座も比較してみましょう。

▼▼ 自宅で刺繍資格を学べる通信講座はこちら ▼▼

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