「編み物資格を取りたいけれど、どこがいいの?」
「種類が多くて、自分に合った資格が分からない」
編み物資格を調べ始めると、編み物マイスター®や手編みニットデザイナー、毛糸編物技能検定、かぎ針編み・棒針編みの認定講座など、さまざまな名前が出てきます。
結論からいうと、編み物資格は「一番おすすめの資格」を探すより、取得目的から選ぶことが大切です。
自宅で資格を取りたい人、実技をしっかり習得したい人、講師を目指す人では、おすすめできる編み物資格が異なります。
この記事では「編み物資格はどこがいい?」と迷っている方に向けて、代表的な資格・講座の違いと選び方を比較します。
編み物資格はどこがいい?まず目的から選ぼう
編み物資格を選ぶとき、最初からスクール名や資格名で決める必要はありません。
まずは「資格を取って何をしたいのか」を考えてみましょう。
| 目的 | 比較したい資格・講座 |
|---|---|
| 自宅で資格取得を目指したい | 編み物マイスター®・手編みニットデザイナー |
| 通信講座で基礎から学びたい | SARA・諒設計など |
| かぎ針編みを本格的に学びたい | 日本手芸普及協会のかぎ針編み |
| 棒針編みを本格的に学びたい | 日本手芸普及協会の棒針編み |
| 検定で技能レベルを確認したい | 毛糸編物技能検定 |
| 将来講師を目指したい | 講師・指導員まで学べるカリキュラム |
| レース編みを極めたい | レース編物技能検定 |
たとえば「自宅で勉強して資格を取りたい」という人に、長期間の通学を前提とした講座は選びにくいでしょう。
反対に「将来は本格的に編み物を教えたい」という人なら、短期間で資格名を得ることだけでなく、実技や指導につながる学習内容も重要です。
編集部では「どこが有名か」よりも、「自分の目的に合った学び方ができるか」を最優先で比較することをおすすめします。
編み物資格そのものについてまだよく分からない場合は、先に種類や取得方法を把握しておくと選びやすくなります。
編み物資格について全体像から確認したい方は、代表的な資格の種類や取り方、費用、資格を活かせる仕事までまとめた記事も参考にしてください。
▶ 編み物資格とは?おすすめ資格・種類・取り方・費用・仕事まで解説
編み物資格おすすめ5選を比較
ここからは、「どこがいい?」と迷ったときに比較したい代表的な編み物資格・認定制度を紹介します。
1.編み物マイスター®
編み物マイスター®は、日本生活環境支援協会(JLESA)が認定している資格です。
編み物の種類や道具、毛糸の種類・選び方、棒針編み、かぎ編み、アフガン編み、編み図の読み方、作品の手入れなど、編み物に関する幅広い知識が求められます。
受験資格は特にありません。
現在の試験概要は、
受験料:10,000円(税込)
受験方法:在宅受験
合格基準:70%以上
となっています。
試験期間・受験申込期間もなくなり、現在はいつでも検定試験を受けられる仕組みです。
そのため、すでに編み物経験があり、自分で試験対策できる人なら資格試験へ直接申し込む方法もあります。
一方、初心者から体系的に勉強したい場合は、認定講座を利用する方法もあります。
編み物の特定技法だけでなく、道具・毛糸・編み方・編み図など幅広い知識を資格として形にしたい人が比較しやすい資格です。
2.手編みニットデザイナー
手編みニットデザイナーは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定している資格です。
編み物の基本的な知識だけでなく、編み図の見方、毛糸と編み針の選び方、作品の仕上げ方などについて理解していることが求められます。
棒針編み・かぎ編み・アフガン編みを使った小物やバッグ、衣類などについても試験範囲に含まれます。
こちらも、
受験資格:特になし
受験料:10,000円(税込)
受験方法:在宅受験
合格基準:70%以上
です。
認定団体では、資格取得後に自宅やカルチャースクールで講師活動ができる資格として案内しています。
編み物マイスター®と学習範囲が重なる部分もあるため、2資格に対応した通信講座もあります。
3.毛糸編物技能検定
毛糸編物技能検定は、日本編物検定協会が実施する文部科学省後援の技能検定です。
5級から1級まであり、自分のレベルに合わせて受検できます。
編み物マイスター®や手編みニットデザイナーとは資格の性格が異なり、級を上げながら技能と知識を確認していける点が特徴です。
日本編物検定協会では、公的な資格として履歴書に記載できると案内しています。
文部科学省後援の技能検定ですが、国家資格ではありません。
「級という形で自分の技能レベルを示したい」「検定試験に挑戦しながらステップアップしたい」という人は比較してみるとよいでしょう。
4.日本手芸普及協会のかぎ針編み
かぎ針編みを基礎から段階的に学びたい人にとって、公益財団法人日本手芸普及協会のカリキュラムは有力な選択肢です。
かぎ針編みは、
入門
↓
講師
↓
指導員
という3段階で構成されています。
公式情報では、入門の最短履修期間が6か月(30時間)、講師も最短6か月(30時間)、指導員は最短12か月(120時間)です。
指導員まで進む場合、最短でも2年以上を想定した学習体系になっています。
そのため、「できるだけ短期間で資格を取りたい」という人よりも、作品制作を通じて技術を積み上げたい人に向いています。
かぎ針編み資格については独立した検索需要もあるため、別記事で詳しく取り上げます。
5.日本手芸普及協会の棒針編み
棒針編みについても、かぎ針編みと同じく、
入門
↓
講師
↓
指導員
の3段階があります。
さらに、かぎ針編みと棒針編みの両方を指導員まで修了すると、手編み准師範へ進むことができます。
棒針編みでセーターなどの作品を作れるようになりたい人や、自己流から一歩進んで製図なども含めて体系的に学びたい人は候補になります。
編み物資格のおすすめは通信?通学?
「どの資格がいいか」と同時に考えたいのが、通信と通学のどちらで学ぶかです。
通信講座がおすすめな人
通信講座は、自分の生活に合わせて勉強しやすいのがメリットです。
特に、
- 決まった曜日に教室へ通えない
- 仕事や家事と両立したい
- 近くに編み物教室がない
- 資格試験対策を自宅で進めたい
という人に向いています。
一方で、編み方の癖や手の動きを対面で細かく見てもらいたい人は、通学型も比較したほうがよいでしょう。
通学・教室がおすすめな人
対面で学ぶメリットは、分からない部分をその場で確認しやすいことです。
編み物では、同じ編み図を見ても糸の引き具合などによって仕上がりが変わることがあります。
「自己流の癖を直したい」「作品制作をしっかり見てもらいたい」という人なら、対面指導との相性がよいでしょう。
資格取得の速さを優先するなら通信、実技を直接見てもらうことを重視するなら通学というように、学習スタイルから選ぶ方法もあります。
編み物資格を通信で取りたいならSARAも比較
SARAスクールの編み物資格講座は、編み物マイスター®と手編みニットデザイナーの2資格に対応しています。
編み物の基礎知識から、棒針編み・かぎ編み、編み図、実践的な編み方などを学習できる構成です。
現在は基本コースに加えて、2資格取得を目指せるプラチナコースやオンラインで学べるコースがあります。
基本コースの公式掲載受講料は59,800円ですが、コースによって料金・資格取得方法が異なります。最新料金やキャンペーンは必ず申し込み時に公式サイトで確認してください。
SARAが比較候補になりやすいのは、
「編み物資格を自宅で勉強したい」
「1つの講座で2資格を目指したい」
「資格試験の範囲に沿って基礎から学びたい」
という人です。
反対に、日本手芸普及協会の講師・指導員まで段階的に進みたい人は、そちらのカリキュラムと比較してから決めたほうがよいでしょう。
▼▼ SARAの編み物資格はこちら ▼▼
諒設計アーキテクトラーニングの編み物資格も比較
諒設計アーキテクトラーニングも、編み物マイスター®と手編みニットデザイナーの2資格に対応しています。
現在は基本講座・スペシャル講座・スペシャル講座オンラインがあり、基本講座の公式掲載受講料は59,800円です。
スペシャル講座では資格試験免除で2資格取得を目指せる仕組みになっており、オンラインでは最短1か月での資格取得を目指せると案内されています。
そのため、
「通学ではなく自宅で完結させたい」
「2つの編み物資格をまとめて取得したい」
「できるだけ短期間で資格取得を目指したい」
という人が比較しやすい講座です。
ただし、短期間で資格を取得することと、長期間かけて高度な編み物技術を習得することは別です。
編集部では、取得期間だけを見て決めず、資格取得後にどんな活動をしたいかまで考えて選ぶことをおすすめします。
料金やコース内容は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
▼▼ 諒設計の編み物資格はこちら ▼▼
編み物資格はどこがいい?目的別におすすめを整理
ここまでの内容を、目的別にもう一度整理します。
初心者から通信で資格を取りたい
編み物マイスター®と手編みニットデザイナーに対応した通信講座が比較候補です。
SARAや諒設計なら、2資格に対応しています。
ただし「資格取得」だけでなく、教材内容やサポート、学習期間まで比較しましょう。
かぎ針編みを専門的に学びたい
日本手芸普及協会のかぎ針編みが候補になります。
入門から講師・指導員へ段階的に進めるため、かぎ針編みを深く学びたい人に向いています。
かぎ針編みの資格だけを詳しく比較したい方は、講師資格や通信講座、取得方法までかぎ針編みに絞って確認すると選びやすくなります。
▶ かぎ針編み資格はどれがいい?講師資格・通信講座・取得方法を解説
編み物講師を目指したい
講師を目指すなら、資格名だけでなく学習内容と取得後の制度まで確認しましょう。
特に、講師科・指導員など段階的な指導者向けカリキュラムがある資格と、知識を在宅試験で証明する資格では性格が異なります。
講師を本格的に目指しているなら、資格を申し込む前に「資格なしでもできること」「認定講師になる場合の違い」まで知っておくと選びやすくなります。
将来編み物を教えたい方は、講師になるために資格が必要なのか、どんな講師資格があるのかも確認しておきましょう。
▶ 編み物講師に資格は必要?先生になる方法・おすすめ講師資格を解説
技能を級で証明したい
検定試験で段階的に実力を確認したいなら、毛糸編物技能検定が候補です。
文部科学省後援の検定で、5級から1級まで設定されています。
資格の知名度だけではなく「試験で技能を確認したいのか」「講座を受講して学びたいのか」という違いで考えると選びやすくなります。
編み物資格の人気ランキングだけで選ばないほうがいい理由
「編み物資格 人気ランキング」で検索する人もいますが、ランキング1位だから自分にも最適とは限りません。
たとえば、
Aさん:趣味の編み物を体系的に勉強したい
Bさん:半年後までに資格を取りたい
Cさん:かぎ針編み講師を目指したい
Dさん:技能検定1級を目標にしたい
では、選ぶべき資格が違います。
そのため、この記事では単純な1位・2位というランキングにはしていません。
「人気がある資格」よりも、「自分が資格を取る目的に合っている資格」を選ぶほうが重要です。
編集部では、少なくとも「学べる内容」「取得方法」「期間」「総費用」「取得後の活用」の5項目を確認してから決めることをおすすめします。
編み物資格は安さだけで選んでもいい?
受験料だけを見ると、編み物マイスター®や手編みニットデザイナーは各10,000円(税込)です。
しかし、初心者が試験へ直接申し込む場合と、通信講座で基礎から勉強する場合では必要な費用が変わります。
また、日本手芸普及協会のような段階的なカリキュラムでは、受講料のほか修了申請料なども考える必要があります。
つまり「受験料が安い=資格取得までの総費用が安い」とは限りません。
資格を比較するときは、
受験料
講座受講料
教材費
修了・認定に必要な費用
上位資格へ進む費用
などを確認しましょう。
編み物資格を選ぶ前に確認したい5つのポイント
学びたい編み方が含まれているか
「編み物」と一括りにせず、かぎ針、棒針、アフガン編み、レース編みなど、学びたい技法を確認します。
通信か通学か
生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
試験型かカリキュラム修了型か
試験に合格して取得する資格と、段階的な課程を学ぶ認定制度では取得方法が異なります。
資格取得までの総費用はいくらか
広告に表示されている最初の金額だけでなく、資格取得までに必要な費用全体を確認します。
取得後の目的につながるか
講師を目指すなら講師活動との関係、趣味なら学習内容、仕事で使いたいなら資格の位置づけまで確認しましょう。
資格選びで迷ったら「取ること」ではなく「取ったあと何をしたいか」から逆算するのがおすすめです。
編み物資格はどこがいいか迷ったときのQ&A
初心者ならどの編み物資格がいい?
初心者だから特定の資格が必ずよいとは限りません。
基礎から教材に沿って学びたいなら通信講座、手の動きまで直接指導してほしいなら教室・通学型が候補になります。
編み物資格は独学でも取れる?
資格によります。
編み物マイスター®と手編みニットデザイナーは受験資格がないため、通信講座の受講は必須ではありません。
すでに知識がある人なら、自分で勉強して試験へ申し込む方法もあります。
編み物資格を取れば作品を販売できる?
一般的な編み物作品を販売するために、編み物の民間資格が一律に必須というわけではありません。
販売を目的にするなら、資格取得だけでなく作品品質、価格設定、販売方法、権利関係なども確認する必要があります。
編み物作品をハンドメイド作家として販売していきたい方は、作品制作だけでなく、販売活動について学べる講座をあわせて比較する方法もあります。
PBアカデミーにはハンドメイド作家を目指す方向けの講座があるため、「資格取得後は作品販売にも挑戦したい」という方は講座内容を確認してみるとよいでしょう。
▼▼ 編み物をハンドメイド作家として販売したい方はこちら ▼▼
編み物講師になるなら資格は必要?
一般的に「編み物を教えること」自体について、特定の編み物資格が一律に法的必須とされているわけではありません。
ただし、特定団体の認定講師・認定教室として活動する場合には、その団体が定める条件があります。
そのため講師志望の場合は、「資格があるか」だけでなく「どの団体の制度を利用して活動したいか」まで確認しましょう。
まとめ|編み物資格は「どこがいい?」より目的に合うかで選ぼう
編み物資格には、編み物マイスター®、手編みニットデザイナー、毛糸編物技能検定、日本手芸普及協会のかぎ針編み・棒針編みなど、性格の異なる資格・認定制度があります。
自宅で資格取得を目指すなら在宅受験や通信講座、実技を段階的に学びたいならかぎ針編み・棒針編みの体系的なカリキュラム、技能を級で確認したいなら検定試験というように、目的から選ぶと候補を絞りやすくなります。
編み物資格は「どこが一番いいか」ではなく、「自分の目的に対してどこが合っているか」で選びましょう。
編集部では、資格名だけで決めず、取得方法・学習内容・総費用・取得後の活用まで比較してから申し込むことをおすすめします。

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